ウジエクリーンサービスの社長であり、ウジエスーパーグループのトップでもある氏家良典は、この登米に本拠地を置く企業のリーダーとして、切実な願いとも言える熱い思いをつねに持っている。
1つは、地域のお役に立つということ。企業としての繁栄発展は命題ではあるけれども、自分の会社だけが儲かり、生き残っていけばいいという考えは、氏家には少しもない。むしろ、ウジエスーパーグループが地域のお役に立つためにはどうすればいいかということを、日々真剣に考えている。
2つめは、肥沃な"登米耕土"を活かした『米づくり』。登米市には、登米をはじめ米山、米川、米谷など、米の字が付く地名が多く、米にゆかりのある地域。すでにウジエスーパーでは農家の方々の協力を得て"かだっぱり"というブランドでほうれん草や小松菜、空心菜などの野菜を委託生産・販売している。それを、登米・佐沼という地域のポテンシャルを最大限に活かして何とか米でも実現したいと、この十数年来、氏家は米づくりの夢を密かに温め続けてきた。
そして3つめが、ウジエならではのサービスを通してお客様に喜んでいただくこと。スーパーマーケット業界は 相変わらず熾烈な競争の中にあるが、ウジエならではのオリジナル商品やサービスというものをもっともっと追求してお客様に提供していきたい。
これらを実現することによって、ウジエグループがお客様にとってのオンリーワン、地域にとってのオンリーワンとして、存在する意義と必要性も出てくるのだと考えている。