特殊肥料"無限"と"のぼり米"

無限を散布して耕起した土 田んぼの土を無限が変えます!(無限を散布して耕起した土)

 吉田は、コンポストによってできる有機肥料に"無限(むげん)"と名付けた。命名の理由は、文字通り無限にリサイクルし続けるから(上記イメージ図参照)。スーパーから出た生ゴミ(動植物性残渣)が完熟発効のプラントによって有機肥料になり、登米耕土の田んぼや畑で使われ、そこから収穫された商品はウジエスーパーの店頭で販売され、お客様の手元に届く。そしてまたスーパーから出た残渣は有機肥料に生まれ変わり、田んぼや畑に入れられ・・・というのを繰り返し、半永久的に循環していくのである。

 そして吉田は、この特殊肥料"無限"を使って栽培する米には、登米地域で生まれる米という意味を込めて"のぼり米"と命名 。"無限"と"のぼり米"のネーミングは、この米づくりプロジェクトのコンセプトを表わし、永久に上昇し続ける希望に満ちたイメージを表現するものになった。

 こうしてすべてが連鎖し、循環し、相互に作用しあう循環型米づくりの構想を具体化し実現するため、吉田はさっそく次の行動を起こした。

●無限のぼり米とは?

 無限のぼり米は、ウジエスーパーから回収される動植物性残渣(生ゴミ)を完熟発酵させた特殊肥料"無限"を使い、除草剤を1回散布して登米地域で生産される1等米です。宮城県内で購入できるのは、ウジエスーパーだけ。来年以降はどんどん作付け面積を増やしていく計画です。

将来的には、無農薬で有機肥料を100%使用した完全有機栽培米にすることをめざしています。

 

市長の全面的協力を得て、大きな前進

 まず最初に吉田が"無限のぼり米"の構想を持っていたのは、登米市長の布施孝尚氏。同氏は平成17年に9町を合併して誕生した登米市の初代市長であり、登米ブランドの商品の構築に精力的に取り組み、県内はもとより全国に情報発信することに力を入れている方だ。そしてウジエクリーンサービスを設立 当初からよく理解し、応援いただいている方のお一人でもある。

 吉田が描いた"無限のぼり米"の構想に耳を傾けた布施市長は、即座に全面的協力を約束。市の幹部の方々のバックアップにより、登米市迫町北方の日向(ひなた)地区の生産者の方々への橋渡しがさっそく行われた。日向地区は、昔から田んぼに日がさんさんと照るところで、とりわけこの地区でとれる米は評判がいい。日向地区と聞いた吉田は、「日向(ひなた)というところで、"のぼる"という米を育てれば、すくすくとおがり(育ち)そうだ」と感じ、初年度の生産エリアを日向地区に絞って交渉を続けた。

 

無限のぼり米 循環型イメージ図